よく聞くのだが、フランス語は女性名詞と男性名詞があるので、覚えるの大変!という話だ。
しかし、それはドイツ語にもスペイン語にもある。英語にはない。
男性名詞と女性名詞などという区別をいちいちしないで単語を覚えるのが良い。
フランス語を覚えたいけどうまくいかない人を対称にしているので、ここではあえてそう暴言させてもらう。
冠詞と形容詞は確かに名詞の性によって変化する。しかし、こだわりすぎると覚えきれない。
1.雰囲気で覚えてゆく
2.冠詞をくっつけて覚えてゆく
3.間違えて覚える
以上の3点にて行うのが良い。
1.雰囲気で覚えてゆく
文章の中で何度も出会う単語はそのとき必然的に冠詞が付いてくるので、le maisonだったか、la maisonだったかはなんとなく覚えてゆける。
2.冠詞をくっつけて覚えてゆく
しかし、どうしても付け忘れてしまうなら、あまり気にしないこと。たとえば、車なら、ヴォワチュールではなくて、ラヴォワチュールの様に覚えてしまう。
3.間違えて覚える
この方法が一番良い。間違えて言えば、先生や周りの人が教えてくれる。男女が違っても通じないことはないので、恥をかいて覚える。
最もやってはいけない方法は、単語とそれが男性名詞か女性名詞化を一つ一つ機械のように覚えていくことだ。
たとえば、ホワイトハウスをホワイトはblanc、ハウスはmaison、そして女性名詞だから冠詞はla、形容詞はblancheに変化。
だから、la maison blancheと覚えていくことだ。これをやっていては、そのうち息が詰まって死んでしまう。また、話をするときにこのように機械的に考えて文章などは作っていない。日本語でも理屈を考えて助詞を使う人はいないだろう。
ホワイトハウスはラメゾンブランシュと覚えてしまえばよい。
覚えられるときに覚えて、無理しないことが長続きのコツである。気楽に気楽に。
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