サンマルタン門
サンドニ門とセバストポール大通りを挟んで線対称の位置にあるサンマルタン門。サンマルタン門というだけあって、サンマルタン通りにあるわけだ。
門からサンマルタン通りはまっすぐ南下すると、ポンピドゥーセンター前の広場に出てくる。
反対通りを北上すると東駅だ。
東駅とポンピドゥーセンターはまっすぐつながっているというということだ。
サンドニ門に比べ、サンマルタン門は地味な感じだ。ミミズが張っているかのようなデザインの石が積み上げられている。パリにある門の中でも最も自己主張のない門である。
この門の辺りから、レピュブリック広場へ向かって、グランブールヴァールが上り坂になっているのもこの門の存在感を消しているようだ。
そんなとりえのない門だけに、愛らしいといえる。
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