ギュスターヴ・モロー美術館
この美術館は、いわゆるモローのアトリエである。
モローという人は、神話の世界の絵をたくさん描いているわけだが、彼が初代の校長を勤めたパリの美術学校からは、マティスやルオーなど、新しい時代を切り開いた人がたくさん出ている。
中でも、ルオーは、この美術館の館長さんであったということだ。
ここに、二人とも居たんだなと思いながら、ここに訪れ、ともすれば、目を奪われがちな絵の数々から、ちょっと目をそらして、外を眺めてみるのもいい。
もちろん、外に見えるのは、パリの何の変哲もない建物などである。
ここの美術館のなんといっても特徴は、螺旋階段である。
階段のあるこの風景が、既にモローの世界へ誘ってくれているようで、なんともいえない。
訪れたことのある人なら、この螺旋階段に目を向けなかった人などいないだろう。
もっとも、ここを上らなければ、一番上の階へはいけないが。
インフォ・プラティック
休館日:毎週火曜(他祝日休あり)
開館時間:10h-12h45と14h-17h15
カルトミュゼ:使用可
入館料:5ユーロ、他種類あり
毎月第一日曜は無料
最新詳細はオフィシャルサイトへ
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